私たち「色覚問題研究グループぱすてる」について

ごあいさつ

私たちは「色覚問題研究グループぱすてる」といいます。
略称は「ぱすてる」です。

「ぱすてる」の名前のコンセプトは[pass & tell] 。
情報を「手渡そう」 & 想いを「伝えよう」というわけです。

「色覚能力の差が人生におけるハンディキャップとならない社会」を目指して、1989に発足しました。
「色覚異常」に関係するさまざまな問題に取り組んでいる市民グループです。

メンバーは色覚異常の本人と、その家族やこの問題に関心を抱いている人たちです。
活動の軸は、電話相談「色覚110番」と通信紙「ぱすてる」の発行です。
これを2本の柱として、当事者間のネットワークを広げるための「場」をさまざまに作ってきました。
それが毎年各地で開催している「ぱすてる学習会」や、このホームページ「ぱすてる」です。
これまでの主な活動をまとめてみます。

主な活動

 ・電話相談
週2回、電話相談「色覚110番」を行って色覚の問題に関わる様々な悩みに答えています。
また時には貴重な情報を頂くこともあり、官庁や企業からのお問い合わせもあります。
電話相談は1990年にスタート。以来、私たちの活動の大切な柱のひとつとなっています。

 ・通信紙
色覚の問題を考える通信紙「ぱすてる」は1992年に創刊しました。
以来年4回発行し、すでに20年を超えました。
国会図書館の要請によって全号とも同館に納められ ています。(ISSN2185-4270)

 ・ぱすてる学習会
色覚異常の本人、家族、関心のある全ての人を対象に、
毎年、専門家の協力を得て、日本各地で「学習会」を開催し、色覚異常に関する正しい知識の普及に努めています。
また会場では本人や家族の悩みの相談に直接答えています。

 ・カラーモニター活動
このほか会社、官庁、大学、研究者からの依頼に応え、様々な協力を行っています。
たとえば国土地理院の求めに応じ、色覚異常者にも分かりやすい地図の作成に 関わりました。
警察庁からは交通信号機についての調査への協力を依頼され、研究者を紹介するとともに
視認試験に10回参加 しました。いくつかの電機メーカーからは製品の色使いについて、
多数の出版社からは図版の見やすさについての相談に応じました。
特にある教科書会社の場合、小中高の全学年の教科書について色使いを検討し、改善について助言しました。
またあるTV番組の制作担当者からは、TV画面の色使いについての相談があり、
これに答えたことで番組が見やすくなったことは、私たちのうれしい驚きでした。

 ・調査研究
旧労働省が行った「色覚異常者の職業上の諸問題に関する調査研究」にさまざまな協力を行いました。
私たちの実施した調査もその報告書に掲載されました。
また「色覚異常対応チョーク」の問題点を指摘し、第59回日本臨床眼科学会でポスター発表、
これをまとめた論文は「臨床眼科」第60巻第10号に掲載されました。

 ・医学用語の変更
従来、色覚異常は一般に「色盲」と呼ばれ、このために色覚異常の人は
「色がわからない人たち」「白黒の世界の住人」という誤解を与えてきました。
これは「ぱすてる」の行ったアンケート調査(通信紙ぱすてる26号参照)によっても明らかです。
1999年、私たち「ぱすてる」 は財団法人日本眼科学会に対して、
眼科の現場からこの語をなくすよう求める要望書を提出しました。
これに対し同学会は2005年の「第59回臨床眼科学会」で新 しい用語を発表しました。
それは「色盲」を含む診断名をすべて排除したものでした。「ぱすてる」の願いが認められたのです。

 ・私たち「ぱすてる」はこれからも歩み続けます
色覚異常に関わる悩みは他の人には理解しにくいので、悩みを相談するとかえって傷つくことさえあります。
しかし私たちは色覚異常の本人と家族の集ま りです か ら、悩みの内容は容易に理解できます。
悩みを抱えた人もすぐに警戒を解いて核心に踏み込むことができるのです。
このような事情から、私たちの「電話相談」と 「学習会」の活動は長期にわたって色覚異常者とその家族の悩みを軽減してきました。
私たちはおそらくこれについての最も経験の深い団体であり、また色覚異常者の気持ちを代表できる団体であると自負しています。

ぱすてる代表アドレス gpstlアットマークpastel.gr.jp
ぱすてる事務局 〒178-0063 東京都練馬区東大泉7-50-29
ぱすてる編集室 〒332-0028 埼玉県川口市宮町5-41

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ぱすてるの運営人

代 表:中堀敏子
副代表:内山紀子、石田文雄
運営人:石田文雄、内山紀子、小山敏子、中堀敏子、西本真知子、土生英彦、矢野喜正ほか1名

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